リーディングでスコアを稼ごう
IELTSのテストで、一番取り組みやすいのがリーディングセクションです。読解問題が簡単ということではありませんが、TOEFLのリーディングとの比較では、わりと単語もクセがなく、短時間で努力の結果が出やすいセクションだと思います。リーディングは、問題の特徴がありますので、それを全体的に把握することが大事です。単語力は少しずつ増やしていきましょう!
1.全体的な内容理解とピンポイントな情報読み取り
IELTSのリーディング(制限時間60分)は、3つのパッセージから構成されています。いずれもアカデミックな長文読解で、日本の学校で英語を学んできた人には割と馴染みのある問題のスタイルだと思います。
1 | パッセージは全部読まない IELTSのリーディング問題で、パッセージが重要だからといって、問題文から読み始めてはいけません。ましてや、すべて読んではいけません。制限時間は1パッセージあたり20分しかありませんので、パッセージの精読をしていると解答する時間がなくなってしまいます。 |
2 | まず問題から見る 先に問題に目を通し、問われているポイントがどういうところにあるのかをざっと頭に入れておきます。IELTSは問題ごとに問われているパッセージが決まっていますので、問題のキーワードを探せば、パッセージのどこに答えがありそうかがわかります。 |
3 | 正誤問題から始める 文中の情報と、問題の文章が一致しているかを問う問題が必ず出されますので、この問題から解き始めると、すべて解答し終わるころにはパッセージの全体像が理解できます。 |
4 | 全体で60分と考える IELTSのリーディングは、1つのパッセージを20分で解答することになっていますが、実際の試験では20分で切られることはありません。問題の難易度やトピックの得意・不得意などを考慮しながら、20分で足りなければさらに数分費やす一方で、比較的簡単なパッセージは18分、17分程度で解くなど、60分全体で3つの問題を解くという感覚が大事です。 |
5 | 最後に正誤問題を見なおす リーディングの問題は、あまり時間的に余裕があるとは言えないと思いますが、問題の形式に慣れてくると数分ですが、最後に見直しの時間を残すことはできると思います。 できたら、この最後の数分を使って、3つのパッセージの正誤問題をざっと見なおすことをお勧めします。トピックを理解してしばらく時間が経つと、解答中とは違った角度から問題の正誤が見えることがあるためです。 特に解答に迷ったことろなどは、この時間を使ってもう一度考え直すと、正解が見えてくることがあります。 |
IELTSのリーディングは、解き方のコツがつかめると、トピックが変わっても平均してスコアが取れるようになります。もっと詳しく知りたい方はKennyのイギリス大学院留学(IELTS Reading)をご覧ください。
2.普段から英字新聞や英語の雑誌を読む
英語の総合的なリーディング力を上げるには、普段からある程度ボリュームのある英語の文章を読む習慣をつける必要があります。
本のようにあまりにも長い文章を読む必要はないと思いますが、新聞や雑誌など5分から10分で読み切れる文章で、かつボキャブラリーなどが増やせる記事に普段から目を通すことが…(続きはこちら)
3.単語にあまり苦労しないIELTS
これはKennyの個人的な意見ですが、IELTSはTOEFLiBTに比べると、あまりリーディングの英単語に苦労することがないほうだと思います。単語の意味を問う問題がないのが大きいかもしれませんが、TOEFLのように極端にマニアックな単語がたくさん出てきて、文脈が読みとりづらいということが…(続きはこちら)